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リーマンブロガー大宮の勝手たる記事

不動産仲介業者の仲介手数料無料は財閥系に対抗する唯一の手段なのか?

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不動産仲介業者の仲介手数料無料は財閥系に対抗する唯一の手段なのか?

 

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目次

 

不動産屋の悩み

さてとなんか書きます。

 

私仕事柄中小企業の不動産仲介業者社長とよくお会いするのですが、今の仲介業者さんは皆さん多かれ少なかれみなさん悩みを抱えてますね。

 

当然今に限った話ではないと思うのですが、昨今の不動産業界は、「両手仲介は悪」だの「囲い込み」(買い手がついていないのに申し込み入ってるとか言っちゃうこと)はダメ絶対!という風潮があり、昔ながらの不動産屋さんには、なかなか仕事がやりづらい部分があるのではないかと思います。

しかし、現代社会で一番敵にしちゃいけない「消費者様」を敵に回すわけにはいかないものですから、ここら辺は大手企業から率先して変革をしております。

 

仲介手数料無料って?

さて、今回は住まいの購入を考えたことがある方なら一度は目にしたことがあるかと思います「仲介手数料最大無料」というサービスについてのお話しですが、これは基本的に業者さんが自社の利益を削っているだけです。

なんでかって言いますと、当然頂けるなら頂きたいですが、それでは大手不動産仲介業者にお客様持ってかれちゃうわけですね。

 

大手と中小不動産業者の違いって?

不動産仲介の仕事に関して大手企業と、街の不動産会社で違いはあるのか?って問われたらば、ぼく個人的には「なんもない」と答えたいところです。

 

仲介業務をお願いする上で最大に気をつけたいところは「営業マンの質」それだけです。

www.ohmiya-takuya.com

 

担当してくれた営業マンが、売るにしても買うにしても、仕事が早く、丁寧で、説明が消費者目線の方であれば、それが大手だろうと、街の2・3人で経営している不動産屋であろうとアタリです。つまり逆もしかりで「営業マン」の質が悪ければ大手も中小も全く関係ないと言えます。

じゃあ、大手に仲介を頼むメリットって何かと言われれば、営業マンの質どーのこーのというよりも、社内教育とコンプライアンスが徹底しており、一般消費者からすると大変大きな金額の取引であり得体のしれない不安の伴う不動産取引を任せるにはとにかく大手ブランドというバックグラウンドがあるということに尽きるかと思います。

 

なので、中小企業にとっては同じ土俵で戦うには厳しいという現実があるわけですが、厳しいと言っているだけでは始まらないので始めた戦略が「仲介手数料サービス」なわけです。

 

仲手無料でいいのか?

ご存知の方も多いかと思いますが、不動産売買仲介の報酬額は、売主・買主併せて売買金額の6%までと決まっております。

一般的にはこれを売主・買主平等に3%・3%と分けて(分かれと言います)不動産業者が頂くわけですが、この仲介手数料を「買主からは頂きません」というのが「仲介手数料無料」の意味合いになります。

この「なぜ無料なのか?」と言う事について、仲介業者各社は色々な理由(チラシを使わずネット広告のみ・業務効率の改善等)をつけて「だから我々は無料にできるんだ!」とアピールしてますが、

 

正直涙ぐましいね。本当は欲しいじゃん?

そうしないと依頼にくるお客さん来ないだけでしょ?

※ちなみに僕は大手の仲介業者ではない。 

 

しかし、不動産業界は非常にシビアでありこれも仕方がない事でもありますけどね。

さらに、この業界は変化に乏しくさらに、新規事業を始めようとするなど新しい武器を自社に取り入れようとするとお金がかかる。ですから中小企業の社長は重い腰が上がらず、とりあえず目の前の仕事を何とかする。つまり売ることだけに手いっぱいになってしまう訳ですね。

 

なんとなくまとめ。

個人的に思うこれからの武器は(また個人的)やっぱりリノベーション事業でしょうね。

少子高齢化から空き家増えるし、ストック住戸は必然的に増える訳ですから、それをいかに再生させていくかを業界全体で考えてビジネスに落とし込まなきゃいかんと思います。古くなったから壊して建てるスクラップアンドビルドの考え方は現代ECO社会に反していますしね。

 

そんな事考えていた今日この頃でした←仕事しろや。

 

 

おーしまい。